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Prana Dance
Tom Harrell(tp&flh)
Wayne Escoffery(ts&ss)
Danny Grissett(pf)
Ugonna Okegwo(b)
Johnathan Blake(ds)
このメンバーでは2作目になる、Tomの新作が届きました。いつも通り、全曲がTomのオリジナル。僕と同じ4ビートスキーにはまことに残念なことに、今回も4ビートは少なめ(Track3&7)です。前作Light Onでは1曲だったから、それよりは良いかな。
今回のアルバムを聴いて思ったのは、いつも程には楽曲がキャッチーでないな、ということ。前作くらいから思っていたのだけれど、同音連打やずらしたリズム、平行移動系のメロディーが昔より多くなっている気がします。アドリブでもそれは見られるんですが。…これはこれで嫌いじゃない、というか結構好きなのですが、やっぱり昔のリリカルな感じを前面に押し出した楽曲や演奏の方が、個人的には好みです。
演奏は全体を通してJohnathanのドラミングが印象的。やっぱりこの人のドラム、大好きです。Wayneは相変わらず吹きまくりで、どうも好きになれない。Dannyのピアノは、聴く度に印象が良い方向に変わってきて、昔は苦手だったけれど今は好きなピアニスト。本作でも、雰囲気というか、方向性を定めるのに欠かせない位置を担っていると思います。UgonnaとTomはいつも通り…ですけど、所々Tomはブレていて怪しいところもありますね…まぁ、それも含めて彼の味と言うことで。
前作から2年の間が空いていることもあって、よりグループとしてまとまってきている感じです。重心が低めで、やや暗めなサウンドですね。Tomの演奏は少し残念でしたが、バンドサウンドはますます良くなってきていると思います。
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