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都立西高校OB吹奏楽団から委嘱という形で書かせていただいた新作「交響的一章」が、昨日杉並公会堂にて初演されました。

本番はリハーサルよりも少し軽快なテンポでしたが、それでも15分弱という大きめの作品を、よく演奏して頂けたと、心より感謝しております。

楽曲は古典ソナタ形式により書かれております。
第一主題は、提示部と再現部では無調、展開部では調性を持って掲げられ、逆に第二主題は提示部と再現部では調性を持ち、展開部では放棄する、入れ子の構成になっています。
非常に多くの旋律線を含みながらも、優劣をもたせ、遠近感と音色、繰り返す主題により色分けして耳に入るラインをシンプルに。
また、現代的なサウンドを志向する箇所でも、分解すると協和音が多く含まれるようにしながら、群を分けることにより練習しやすさ、解りやすさを重視しました。響きの面では、昨年初演いただいた「桜の舞う故郷」の頃から取り組んでいる日本和声のオンコードによるフランス風の響きなども多く取り入れ、アクセント的に執拗な9度音程、12音なども用いています。

特に意識した事が、全パートに必要性、責任感を伝えること。
吹奏楽のベーシックなオーケストレーションは、管弦楽に比べると責任が分散する様に重ねられることが多いと感じておりましたが、元々の志向性を鑑みると、混ざりが悪く、音色対位法を用いて旋律線を重ねることや、小さな編成によるアンサンブルを組み込むことに向いていると思います。
その為、必要のない箇所は基本的に書かないで休ませ、逆にどの楽器が欠けても不足が生じる様にしました。ここは演奏したいだろう!というテュッティだけは、影響の無いパートも重ねましたが…


音楽に詳しい友人が聴きに来てくれていたため、感想を求めましたが、特にオーケストレーションと構成力という、今まで不得手としてきた部分の成長を評価してくれたのが嬉しかったです。
特に走句については、ずっと筆力の乏しさを痛感してきた部分なので、こういった大きな作品でも良好な形で出力出来たということは、大きな自信に繋げていけると感じています。

長い時間をかけて、格別の思いを込めながら書いていた作品が、一旦完結しました(パーカッション部分だけ、大きく別のアプローチを思いついており、直していきたいと思っていますが。また、特殊楽器についてはoptionでも演奏可能なように考えたい…)ので、次のアプローチを、また模索しながら過ごして行きたいと思います。
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