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Music Pandoraブログ版。
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Avishai Cohen(tp)
Joel Frahm(ts on 4, 5 and 7)
John Sullivan(b)
Jeff Ballard(ds)

発売当時から何度か話題になっている(らしい)2003年のアルバムを、ひょんなことから手に入れました。
Avishai Cohenというと、ジャズファンの間ではChick Coreaとも共演していたベーシストが有名ですが、これは同姓同名の別人。
だからでしょうか、「The Trumpet Player」というアルバム名は、「ベーシストじゃないぜ!」という、強い思いを感じます(笑

僕は普段コードレス(コード楽器であるピアノやギター、オルガン等がいない)のアルバムは敬遠しがちなのですが、このアルバムは実に良いです!
Avishaiのトランペットは、技術的に特に優れている訳ではない(むしろ現代においては劣っているかも知れない…恐ろしいことに)のですが、しっかりとフレーズをコントロールしていて、しかもその出てくるフレーズがどれも新鮮で格好良い!
何より、ドラムのJeff Ballardが実に良い仕事をしていて、トランペットのフレーズと上手く反応して、上手いこと転がっていくんですよね。
これがすごい気持ちいいです。
「トランペットがすごい」という評判も良く聞きますが、サイドも凄くて、3人が全員素晴らしいからこそ、これだけのアルバムになったんだなぁ、という感じです。
3曲に参加しているJoelも、しっかりと存在感を持っていて、アルバムにアクセントを加えています。

…なんというか、先達と同じような感想しか出てこなくて、非常に書きづらいのですが、本作は期待を裏切らない、評判通りの名盤でした。
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Humanity

Tom Harrell(flh)
Dado Moroni(pf)

ジャズのアルバムで、僕がずっと、一番大好きなアルバム。
気分が下がってきた時には必ずかけれるように、いつも手元に置いています。
僕の大好きなTom HarrellとDado Moroniのデュオによる、珠玉のスタンダード集。

言葉と音で軽く会話を交わしてから、演奏が始まる。
柔らかく包み込んでくれる、リラックスした空気。
もちろん、ご機嫌にスウィングして、二人のインタープレイが音楽をどこまでも引っ張っていきます。
さながら、気の合う二人が話をして、盛り上がっているだけみたいで、どこまでも"Humanity"に溢れている。

Prana Dance

Tom Harrell(tp&flh)
Wayne Escoffery(ts&ss)
Danny Grissett(pf)
Ugonna Okegwo(b)
Johnathan Blake(ds)

このメンバーでは2作目になる、Tomの新作が届きました。いつも通り、全曲がTomのオリジナル。僕と同じ4ビートスキーにはまことに残念なことに、今回も4ビートは少なめ(Track3&7)です。前作Light Onでは1曲だったから、それよりは良いかな。
今回のアルバムを聴いて思ったのは、いつも程には楽曲がキャッチーでないな、ということ。前作くらいから思っていたのだけれど、同音連打やずらしたリズム、平行移動系のメロディーが昔より多くなっている気がします。アドリブでもそれは見られるんですが。…これはこれで嫌いじゃない、というか結構好きなのですが、やっぱり昔のリリカルな感じを前面に押し出した楽曲や演奏の方が、個人的には好みです。
演奏は全体を通してJohnathanのドラミングが印象的。やっぱりこの人のドラム、大好きです。Wayneは相変わらず吹きまくりで、どうも好きになれない。Dannyのピアノは、聴く度に印象が良い方向に変わってきて、昔は苦手だったけれど今は好きなピアニスト。本作でも、雰囲気というか、方向性を定めるのに欠かせない位置を担っていると思います。UgonnaとTomはいつも通り…ですけど、所々Tomはブレていて怪しいところもありますね…まぁ、それも含めて彼の味と言うことで。
前作から2年の間が空いていることもあって、よりグループとしてまとまってきている感じです。重心が低めで、やや暗めなサウンドですね。Tomの演奏は少し残念でしたが、バンドサウンドはますます良くなってきていると思います。

Mirrors

Alex Sipiagin(tp&flh)
Semus Blake(ts)
Adam Rogers(gt)
David Kikoski(pf)
Boris Kozlov(b)
Johnathan Blake(ds)
Donny McCaslin(ts&ss track2,3)
Josh Roseman(tb track3)

とても楽しみにしていたCDが届いたので、簡単に紹介してみようと思います。
…と言っても、Jazz愛好家にはおなじみ、Criss Crossレーベルの旧譜なのですが。

Alex Sipiaginというトランペッターは最近まで知らなかったのですけれど、Criss Crossレーベルに7枚ほどリーダーを録音しているようで、更にCharles Mingus Bigbandの一員らしい。僕はBigbandはあまり聴かないのですけれど、Mingus Bigbandのメンバーを見てみたところ僕の大好きなミュージシャンばかりで、今度買ってみたいと思います。

Tom Harrellのバンドで始めて知って以来大好きな、ドラマーのJohnathan Blakeが参加、と言うことで購入した本作は、Sipiaginの3枚目のリーダーアルバム。Charles Mingusの曲が1曲と、それ以外は全曲がSipiaginのオリジナル。
1曲目はテーマがややバラバラだったり、Seamusのソロ中にバッキングしているRogersのMetheny的なサウンドが妙に浮いて聞こえて自分の趣味に合わなかったりと、一瞬心配をしたものの、2曲目を聴いて、すぐに杞憂であるとわかりました。これがMingusのオリジナルで、僕は「直立猿人」を聴いて以来Mingusの演奏が苦手なのですけれど、こんなに格好良い曲を書く人だとは思いませんでした。勿論、アレンジの良さもあるのですけれど。表題曲のMirrorは美しいバラードで、Rogersを含めて、3管のような厚いサウンドが気持ち良い。
全体的には、テーマでの厚いサウンドと、アドリブ中のクールなサウンドがメリハリ効いていて、綺麗にまとまっています。楽曲内でも十分メリハリがあるのに、曲毎にまた印象が違うので、飽きずに最後まで通して聴ける功アルバム。
SipiaginのアドリブはJazz&Drummerのnaryさんが書いていた様にKenny Wheelerの雰囲気を感じる演奏で、曲やアレンジはCriss Crossっぽい正当派なものでした。Johnathan以上にKikoskiの印象が強く、いつもながらの都会的なサウンドで、全体を引き締めるのに一躍買っています。

2月に発売予定の新譜もJohnathanが参加ということで、チェックしたいです。
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