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ソウタマエさんが坂本真綾さんの「かぜよみ」を貸してくれました。
真綾さんは前から好きなアーティストの一人なのだけれど、CDで聴くのは始めてです。一番最初に真綾さんを聴いたのは奇跡の海(作曲は菅野よう子さん)なので、10年たって始めてCDを聴いたことになるわけですね…なんでだろう。
全14曲中、菅野よう子さんと鈴木祥子さんが2曲ずつ担当している以外は、全曲が違う作曲家の作品。その事もあって、一曲一曲が個性に富んでいます。(近年の)坂本真綾さんの魅力が多面的に描かれてはいるのだけれど、通して聴くと少し散漫な印象も残ります。ただし曲順がとても良く練られていて、近年のシングル曲を網羅したアルバムだと言うことを考えれば、とてもバランス良くまとまっていると思います。
短いけれど1曲目や、セルフカバー(らしい)7曲目が特にお気に入り。真綾さんの特徴的な声質や繊細な表現力は、アコースティックなサウンドに良く合うと思います。4曲目や11曲目なんかのセミアコースティックな感じも良いですね。反面、当たり前なポップスをやっているトラックは、真綾さんじゃなくても良いのでは…と思ってしまう部分もあります。とはいえ、楽曲としての出来は割と良い感じだし、どんな曲も真綾さんはしっかり歌いこなしていて、十分魅力的です。
最近はインストばかり聴いていたので、ポップスは久しぶりに聴いたのですが、良いアルバムでした。
公式の特設サイトで視聴が出来ます。
「かぜよみ」特設サイト
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